ファイレクシアの破棄者で漸増爆弾はケアできるのか
2011年3月9日 日記カルドーサレッドにとって避けて通れない漸増爆弾。
パイロやデイジャなんかは色のついたスペル。メタを一切無視して、単純に色の有無という要素だけで比べれば爆弾よりも遭遇率が低い(デイジャに至ってはそれが打たれるまでに勝負がつくことも珍しくないという点でも遭遇率が低い)。
対して漸増爆弾は無色。積もうと思えばどのデッキでも積むことが出来て、結果本来除去とは縁遠い筈の緑単なんかでもトークン、モックス、メムナイトをまとめて吹き飛ばすことが出来てしまう。
ボロスといいエルフといい、軽量クリーチャーを多く採用したデッキに有効なカードと言うことは間違いないのだけどカルドーサレッドへの刺さり方は尋常じゃない。コスト毎にカードを分別したら、土地、0マナ、1マナ、たった3つの山で分けられてしまうようなデッキだ。とりあえず置いて即座に炸裂させれば自陣の被害なしに一方的にアドが取れるわけで、如何に同じ軽量ビートダウンであっても、カルドーサレッド相手なら投入に躊躇する理由などない。
そして、とりあえず置いてしまえばそれだけでかなりの牽制になるのも問題。
ターンが片手を数えるまでには勝負をつけたいゴブナイトにとって、1ターンでも足踏みなんかはできない。しかし爆弾が置かれてしまうとそうせざるを得なくなってしまう。蓄積カウンターを貯めるラグなんかないわけで、キーカードのカルドーサの再誕が容易く腐ってしまう。
対策をされていない一本目を取れたとして、二本目、爆弾をサイドから投入した相手の先手。初手爆弾と土地を2枚キープされただけでほぼアウト。
メタゲーム(笑)出来るほどの異常な爆発力と引き換えに安定性を犠牲にし、結果トントン(?)くらいで済んでいるカルドーサレッドにとって、メタゲームまで引き戻された上、カルドーサレッド(笑)されてしまうこのカードは決して無視できるものではない。
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と、少し過剰かもしれないけど、個人的には漸増爆弾はこれくらいのものと思ってる。
で、ファイレクシアの破棄者で漸増爆弾はケア出来るのかというお話。
ボロスやヴァラクートはパイロや金屑の嵐が使えるので爆弾は使ってこない(よね?タクタクでひとまず対応する)ものとして、エルフドラージやCow-Go系コントロール仮想相手。
・破棄者の最速着地ターンは1ターン目
→モックスの他に0マナアーティファクトを2枚引き込んでいる必要がある。頻発はしない。
・爆弾の最速着地ターンは2ターン目
→エルフドラージもCow‐GOもモックスを積まないものとして。
1.最速設置合戦が起きた場合(サイド後で相手の先手として想定)
最速で破棄者を着地させないと、相手の最速爆弾で既に牽制が完成。2ターン目破棄者だと、見えた時点で起動されてとりあえずアドがとられる。1ターン目のアクションがカルドーサだった場合最悪で、テンポとアドと一緒に持っていかれる。破棄者の最速着地に必要な部品が多いのに対して、爆弾の最速設置に必要なのは土地2枚と爆弾。
→最速爆弾は破棄者ではほぼケア出来ないらしい。
破棄者を見せるまで0マナのパーマネントを設置しないことでケアが可能だけど、その時点ですでに持ち味の速度はどこかに行ってしまっている気がする。ただでさえ2ターン目にアクション一つ(破棄者)に2マナ使ってしまっているのでなおさら。とりあえず最速設置合戦では部はない。
2.最速設置合戦に勝利、破棄者が先に着地した場合。
除去が他にほとんど積めないエルフドラージに対しては有用に見える(アーティファクト除去が気にかかるけれどもはたして帰化を積んでくるだろうか?)。あとはコンバットに気をつければほぼ本家針として機能。
ただし破棄者を唱えるということは上でも書いたとおり、2ターン目、ないし1ターン目のアクションを大きく固定してしまう。それはほとんどゲームエンドが1ターン長引いてしまうものと考えた方がいい。そうなると怖いのは相手のドブンで、最速でワームコイルやタイタン、最悪トラップからのエルドラージなんかがめくれてしまうともうどうしようもない。上手く反逆の印出来たりしたらいいのだけれど、一発殴らせた時点で負けはほぼ確定。
このゲームエンドが1ターン伸びるというのがとにかく致命的で、Cow‐GO相手でもそれは顕著。爆弾を刺せたとして、今度はデイジャが間に合ってしまう。デイジャでなくてもジェイスのバウンスでほぼ無力化されてしまい爆弾が動き出す。ギデオンまで出された時点で詰み。しかも最近赤タッチしたCow‐Lightningとかあるんだって?
→爆弾より先に置けたとして、後手の破棄者そのものが妨げになる恐れがある。
3.最速設置合戦に敗北、2ターン目に爆弾が置かれた場合。
<(^o^)>
→無理ゲー。何が絶望的って2より遥かに3の方が頻発するってこと。
結論:ファイレクシアの破棄者で漸増爆弾はケアできない
先手でワンチャンス、とも思ったけど2マナ払ったアクションとしては、破棄者はやっぱり強くない。これが全部とは思わないけど、爆弾対策としては穴だらけ。
件の7‐0したデッキリストに載っていないのも納得がいった。
電弧の痕跡、凶運の彫像、反逆の印とダメージソースを増量させる方向。
タクタク明らかに爆弾じゃなくてパイロと金屑の方を見てるし。
やっぱりカルドーサレッドは守っちゃ駄目だな!
パイロやデイジャなんかは色のついたスペル。メタを一切無視して、単純に色の有無という要素だけで比べれば爆弾よりも遭遇率が低い(デイジャに至ってはそれが打たれるまでに勝負がつくことも珍しくないという点でも遭遇率が低い)。
対して漸増爆弾は無色。積もうと思えばどのデッキでも積むことが出来て、結果本来除去とは縁遠い筈の緑単なんかでもトークン、モックス、メムナイトをまとめて吹き飛ばすことが出来てしまう。
ボロスといいエルフといい、軽量クリーチャーを多く採用したデッキに有効なカードと言うことは間違いないのだけどカルドーサレッドへの刺さり方は尋常じゃない。コスト毎にカードを分別したら、土地、0マナ、1マナ、たった3つの山で分けられてしまうようなデッキだ。とりあえず置いて即座に炸裂させれば自陣の被害なしに一方的にアドが取れるわけで、如何に同じ軽量ビートダウンであっても、カルドーサレッド相手なら投入に躊躇する理由などない。
そして、とりあえず置いてしまえばそれだけでかなりの牽制になるのも問題。
ターンが片手を数えるまでには勝負をつけたいゴブナイトにとって、1ターンでも足踏みなんかはできない。しかし爆弾が置かれてしまうとそうせざるを得なくなってしまう。蓄積カウンターを貯めるラグなんかないわけで、キーカードのカルドーサの再誕が容易く腐ってしまう。
対策をされていない一本目を取れたとして、二本目、爆弾をサイドから投入した相手の先手。初手爆弾と土地を2枚キープされただけでほぼアウト。
メタゲーム(笑)出来るほどの異常な爆発力と引き換えに安定性を犠牲にし、結果トントン(?)くらいで済んでいるカルドーサレッドにとって、メタゲームまで引き戻された上、カルドーサレッド(笑)されてしまうこのカードは決して無視できるものではない。
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と、少し過剰かもしれないけど、個人的には漸増爆弾はこれくらいのものと思ってる。
で、ファイレクシアの破棄者で漸増爆弾はケア出来るのかというお話。
ボロスやヴァラクートはパイロや金屑の嵐が使えるので爆弾は使ってこない(よね?タクタクでひとまず対応する)ものとして、エルフドラージやCow-Go系コントロール仮想相手。
・破棄者の最速着地ターンは1ターン目
→モックスの他に0マナアーティファクトを2枚引き込んでいる必要がある。頻発はしない。
・爆弾の最速着地ターンは2ターン目
→エルフドラージもCow‐GOもモックスを積まないものとして。
1.最速設置合戦が起きた場合(サイド後で相手の先手として想定)
最速で破棄者を着地させないと、相手の最速爆弾で既に牽制が完成。2ターン目破棄者だと、見えた時点で起動されてとりあえずアドがとられる。1ターン目のアクションがカルドーサだった場合最悪で、テンポとアドと一緒に持っていかれる。破棄者の最速着地に必要な部品が多いのに対して、爆弾の最速設置に必要なのは土地2枚と爆弾。
→最速爆弾は破棄者ではほぼケア出来ないらしい。
破棄者を見せるまで0マナのパーマネントを設置しないことでケアが可能だけど、その時点ですでに持ち味の速度はどこかに行ってしまっている気がする。ただでさえ2ターン目にアクション一つ(破棄者)に2マナ使ってしまっているのでなおさら。とりあえず最速設置合戦では部はない。
2.最速設置合戦に勝利、破棄者が先に着地した場合。
除去が他にほとんど積めないエルフドラージに対しては有用に見える(アーティファクト除去が気にかかるけれどもはたして帰化を積んでくるだろうか?)。あとはコンバットに気をつければほぼ本家針として機能。
ただし破棄者を唱えるということは上でも書いたとおり、2ターン目、ないし1ターン目のアクションを大きく固定してしまう。それはほとんどゲームエンドが1ターン長引いてしまうものと考えた方がいい。そうなると怖いのは相手のドブンで、最速でワームコイルやタイタン、最悪トラップからのエルドラージなんかがめくれてしまうともうどうしようもない。上手く反逆の印出来たりしたらいいのだけれど、一発殴らせた時点で負けはほぼ確定。
このゲームエンドが1ターン伸びるというのがとにかく致命的で、Cow‐GO相手でもそれは顕著。爆弾を刺せたとして、今度はデイジャが間に合ってしまう。デイジャでなくてもジェイスのバウンスでほぼ無力化されてしまい爆弾が動き出す。ギデオンまで出された時点で詰み。しかも最近赤タッチしたCow‐Lightningとかあるんだって?
→爆弾より先に置けたとして、後手の破棄者そのものが妨げになる恐れがある。
3.最速設置合戦に敗北、2ターン目に爆弾が置かれた場合。
<(^o^)>
→無理ゲー。何が絶望的って2より遥かに3の方が頻発するってこと。
結論:ファイレクシアの破棄者で漸増爆弾はケアできない
先手でワンチャンス、とも思ったけど2マナ払ったアクションとしては、破棄者はやっぱり強くない。これが全部とは思わないけど、爆弾対策としては穴だらけ。
件の7‐0したデッキリストに載っていないのも納得がいった。
電弧の痕跡、凶運の彫像、反逆の印とダメージソースを増量させる方向。
タクタク明らかに爆弾じゃなくてパイロと金屑の方を見てるし。
やっぱりカルドーサレッドは守っちゃ駄目だな!
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