フルスポイラー

2011年7月6日日記

最後の最後まで引っ張った青神話3枚目は時の逆転でしたっと。
青は今EDHでも触ってないからわりと何でもよかったのだけれど、他色がPWとタイタン以外新録だっただけに残念な感じはする。これが時間のねじれだったらまたちょっと流れは違ったんだろうね。

何でもロードが出てきた段階で酋長が出てなかったのが心配だったけど、無事再録されたことに一安心。10月以降はガイド、ブッシュワッカーを失ってゴブリン自体がどうなるか分からないけど、少なくとも一緒にロードまで失うってことはないらしい。

一方で憎きパイロはとうとうスタンダードを去るらしい。
まあNPHで似たようなのは出たし、何より今は金屑のが使われてるだろうし、リミテッド以外大した影響は無いんだろうな…

今回「カードパワーが全体的に低い」って意見をよく聞く。
ただ、KP高いカードのぶつけ合いに辟易としてる人は決して少なくないと思う。自分もミラクルが赤白剣を持って、一撃で相手を屠ったのをみた時軽く唖然としたのを覚えてる。一撃死をかますようなコンボでも無ければ、特別か過度なシナジーがあるわけでもない。KPにKPを重ねただけで勝ててしまう今の環境が異常なのだと思う。結果6年人振りにスタンダードから二枚の禁止カードを輩出するまでに環境のインフレは進んでいるわけで、ゲーム性を保持するためにここいらで歯止めをかける必要はあるはずなのだ。前回の禁止は環境を支配していた親和というアーキタイプを締め出した。電結の荒廃者という当時のトップレアは確かに含まれているけれど、大霊堂の心棒者、アーティファクト土地といった必須パーツを一緒に追い出す必要があった。対して、今回禁止指定されたのはジェイスと石鍛治の二枚。親和というシステムを活かした「カード群」に対して、たった二枚のカードだ。シナジーに特化する必要も特になく、カード一枚が環境を支配し得るまでにインフレは進んでしまったのだ。ソースは知らないけどインフレ抑制期に入るみたいなことも言っているらしいけれど、必要なことだよ。なので、今回M12のカードパワーが全体的に低めであること、これ自体にいろんはないのだけれど、決して悲観的になることはないんじゃないかと思う次第でして。

あ、ただイニストラードがのっけから神河救済やプロフェシークラスってのは勘弁だけどね。程よいところでお願いします。