ゼンディカー+M11追悼
2011年9月19日 日記流れにのってやってみる。
好きなカード嫌いなカード云々の前に、ゼンディカーブロックについて。
・ZEN
新フェッチ、トレジャーカードと購入意欲を刺激する要素がたくさんあって、それまで予約分は開封用に一箱、ドラフト用に一箱だったところ、開封用に二箱、ドラフト用に二箱買った最初で最後のエキスパション。「レリカリーが来る!」と先攻投資。これは自分にしては珍しく先攻投資が成功した例。一枚当たり800円で集められた。このときWBGジャンクのひな形であるWBGランドフォール、発売直後結果をだした赤青昇天、ニッサフレア、ヴァラクート、M10から引き続いて白単と持っていて、スタン熱が一番暑かった時期でもある。
・WWK
人生最大の先行投資の失敗、アビシャルパーセキューター。一枚4000円で4枚買った。間違いなく悪斬コース!ネガキャンしてるやつら乙wwwみたいなことを思っていたけど全部自分に返ってきた。実は初動価格ジェイスより高かったんだぜ?
今になって思えば、これが後にバントではなくWBGジャンクを使い続ける原因である。信州勢と一箱溶かしてドラフトをやったエキスパションでもある。ジェイスも出ず、当時はまだ騒がれていた迫害者も出ず。
俺「WWK一箱持ってきたよ!!」
バール「ゴミは広げず持って帰れよ」
・ROE
ゴールデンウィークに身内で二箱溶かしてシールド、ドラフト。某右手の光る先輩がサルカンとギデオン固め引きしてブーイング。バイト先の閉店に伴い、シングル予約を控えた最初のエキスパション。そして箱単位での予約をした最後のエキスパション。迫害者の件を差し引いても金さえあれば復讐蔦は4枚予約してたと思う。ここからマジックに割けるお金がなくなり、スタン熱が一気に引く。とどめを刺したのはのちのホビステ@名駅店でのM11争奪杯。
・M11
それでもマジックは続けたいと、規模縮小しながらもデッキを組んだ。ddsさんの案を参考にさせていただいたBGトークン。変に金がかかって、変に肩に力が入ったジャンクから一転して、マジックの楽しみ方の幅の広さに立ち返ることができたデッキ。アラーラ、M10のローテーション落ちに伴って解体してしまったけれど、使ってて楽しいデッキとしては群を抜いてたと思う。ちゃっかり黒タイタンは4枚集めてた。ホビステの価格設定は素晴らしい。
一番金遣いが荒かった時期でもあったと思う。いろんな意味で非常に感慨深い。
そして思い出に残るカード達。
10位《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension(ZEN)》
M11発売時、不覚にも時間のねじれを手放してしまった自分の中では、赤青昇天はZEN発売直後のもので止まってしまっている。それでも記憶には残るカード。ノンクリーチャーデッキっていうのを使ったのは実はこれが初めて。M11発売で返り咲き、NPH発売でも再び存在感を示したりと、なんだかんだ長く名前を聞いたカードだと思う。
9位《深淵の迫害者/Abyssal Persecutor(WWK)》
なんだかんだと言いつつもお世話になったカードではある。教主→コブラ→聖遺→悪斬+こいつのブン回りは笑いが止まらなかった。全部ジェイスが悪いんや!
8位《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
環境を支配し続けた凶悪カード。青ければ入る。アーキタイプ、フォーマットを選ばず入る。自分のデッキとして使ったことはなかったのだけど、白青コンを使わせてもらった時のこいつの強さは本当吐きそうだった。心が折れたM11争奪杯で、中速ビートダウンであるジャンクはこいつにとってはお客様。もっと早く禁止されて然るべき!とか言いつつ、持ってたらそんな文句は間違いなくはいてない。
7位《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》
ジャンクのひと押しだったり、BGトークンの勝ち筋だったり。横に並ぶデッキならとにかく相性が良くて、これでマウント取った時の安心感は半端ない。野生の狩りの達人+これの2枚から捲くり返したのは忘れもしない。自動的に迫害者の処理まで
してくれる偉い子。返しのジェイスキャスト→バウンスで意図も簡単にプランが崩壊したのも忘れない。全部ジェイスが(ry
6位《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》
ジャンクのロケットスタートを支えてくれたカード。2ターン目までの動きはバントと同じなのでその凄まじさは皆さんご存知の通り。聖遺とのシナジーが凄まじく教主からのスタートだと3ターン目に9マナ出せる。そうでなくてもフェッチさえあれば3ターン目に5マナで悪斬が着地。
5位《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
環境の中速ビートダウンを駆逐してしまった張本人で、緑タイタン高騰の立役者。安定して強い反面所謂クソゲー量産機で、使う人間も使われる人間もマジックをしてる心地がしないという。そういう自分は話題に上がった最初期に一回組んでいた。そのあと崩して、もう一度構築しなかった経緯はなぜかはっきり覚えていない。M11以降は緑タイタンに手が出せなかったからなのだけど、それ以前は一体どうしていたのか・・・
4位《巣穴の煽動者/Warren Instigator(ZEN)》
カルドーサレッドの全身である「町田でゴブ友百人出来るかな」にて使われていたカード。2ターン目に着地、「ブロックすればいいや」と除去をしなかったが最後、返しのターンにくすぶる尖塔と近道抜けで、タフネスがいくらあろうが、火力にいくら耐性があろうがブロッカーを押しのけ攻撃を通し、ギャンコマが2体着地する。そのあと酋長でGG。メインにピン除去を殆ど積んでいなかった白青コンに対して非常に有効だったカード。ギャンコマ亡き後もMBS発売で完全にカルドーサレッドにシフトするまでは、斧+ぐらつく峰で10点パンチとかもしてた。
3位《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
スポイラーを見たときクソカード扱いしていて本当にすまなかったと思う。M11でギャンコマを失い、決定力が下がってしまったゴブリンを引き上げてくれたカード。奇襲隊とセットで使えばわずか3マナで10点以上のダメージを叩きだせ、3ターンキルを可能にした立役者でもある。カルドーサレッドでも、1マナで頭数を2つ増やせるカードであり喊声とも相性が良く、もちろん土地が3枚も並べば従来のフィニッシャーとしての機能も果たす。前のめりで取り返しはつかなくとも、柔軟性のあるいいカードだった。
2位《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
壊滅的な召喚とはもちろん、横に並ぶデッキとはとにかく相性がいい。カルドーサレッドにおいては理論上2ターンキルを可能にする立役者。頭数+2点分一気に打点が跳ね上がる。2マナというコストからすればこの強化量は破格と言っていい。最初は上陸ボロスに使われていてイーオスのレインジャーからネコとセットで襲いかかってくる非常に嫌なカードだったが、使ってみると爽快感が半端ない。
1位《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
小学生だった時分、コロコロコミックでとても強いクリーチャーを見た。飛びかかるジャガーというカードだった。1マナにも関わらず2/2というサイズ。しかもプレイしたそのターンに攻撃しているところを見るとなんと速攻まで持っているらしい。きっとこれは自分では手の届かない強力なレアカードに違いないんだろうと、当時は思っていた。しかしその後、その漫画が色々とアレであり、飛びかかるジャガーは速攻なんて持っていないし、エコーなんていうシステムまで持っているということを知り、肩を落とした覚えがある。
しかし、このゴブリンの先達は紛うことなく、当時思い描いた空想上の「飛びかかるジャガー」だった。土地が捲れたらプレゼントしてしまうというデメッリトは確かに持っていたけれど、そうでなければ相手のドローカードを把握できるというメリットに転ずる可能性を秘めている。そもそも土地がめくれる確率なんてのは二分の一以下で、このデメリットが致命的に邪魔だと感じたプレイヤーはいないのではないだろうか。マナスピンしている相手に一足早く土地が引けないことを通知し、やる気を削ぐという精神的攻撃を仕掛ける場面も多々あった。
1ターン目から殴り出せる2/2というのは想像以上のクロックを秘めていて、除去が遅れればこいつ一匹でライフを半分持っていくなんてことは容易だったりする。固め引きし、1ターン目先達、2ターン目先達2枚と出てくると、下手をするとそれだけで勝ててしまうこともあったくらい。もちろんゴブリンのみに留まらず、様々な赤いデッキで使われたクリーチャーであることは言わずもがな、退場が非常に惜しまれるカードである。
こんな感じ。下の方はジャンクの、上の方はゴブリンの部品ばかり。まぁ直前まで使っていたデッキの方が印象には残るよね。
上位三つはゴブリンというデッキを成立させていたと言っても過言ではないと思う。それだけに退場してしまうことが非常に惜しい。ローテーションに毎回こういうことは思う。誰だれだってそう思う。俺だってそう思う。
でもSOMブロックはゴブリン一本だったり、EDH勢にシフトしたりで今回ほどの思い入れはなく終わるんだろうな、と思う。そういう意味では今回はやっぱり書かないわけにはいかなかったよなぁ、と思う。
好きなカード嫌いなカード云々の前に、ゼンディカーブロックについて。
・ZEN
新フェッチ、トレジャーカードと購入意欲を刺激する要素がたくさんあって、それまで予約分は開封用に一箱、ドラフト用に一箱だったところ、開封用に二箱、ドラフト用に二箱買った最初で最後のエキスパション。「レリカリーが来る!」と先攻投資。これは自分にしては珍しく先攻投資が成功した例。一枚当たり800円で集められた。このときWBGジャンクのひな形であるWBGランドフォール、発売直後結果をだした赤青昇天、ニッサフレア、ヴァラクート、M10から引き続いて白単と持っていて、スタン熱が一番暑かった時期でもある。
・WWK
人生最大の先行投資の失敗、アビシャルパーセキューター。一枚4000円で4枚買った。間違いなく悪斬コース!ネガキャンしてるやつら乙wwwみたいなことを思っていたけど全部自分に返ってきた。実は初動価格ジェイスより高かったんだぜ?
今になって思えば、これが後にバントではなくWBGジャンクを使い続ける原因である。信州勢と一箱溶かしてドラフトをやったエキスパションでもある。ジェイスも出ず、当時はまだ騒がれていた迫害者も出ず。
俺「WWK一箱持ってきたよ!!」
バール「ゴミは広げず持って帰れよ」
・ROE
ゴールデンウィークに身内で二箱溶かしてシールド、ドラフト。某右手の光る先輩がサルカンとギデオン固め引きしてブーイング。バイト先の閉店に伴い、シングル予約を控えた最初のエキスパション。そして箱単位での予約をした最後のエキスパション。迫害者の件を差し引いても金さえあれば復讐蔦は4枚予約してたと思う。ここからマジックに割けるお金がなくなり、スタン熱が一気に引く。とどめを刺したのはのちのホビステ@名駅店でのM11争奪杯。
・M11
それでもマジックは続けたいと、規模縮小しながらもデッキを組んだ。ddsさんの案を参考にさせていただいたBGトークン。変に金がかかって、変に肩に力が入ったジャンクから一転して、マジックの楽しみ方の幅の広さに立ち返ることができたデッキ。アラーラ、M10のローテーション落ちに伴って解体してしまったけれど、使ってて楽しいデッキとしては群を抜いてたと思う。ちゃっかり黒タイタンは4枚集めてた。ホビステの価格設定は素晴らしい。
一番金遣いが荒かった時期でもあったと思う。いろんな意味で非常に感慨深い。
そして思い出に残るカード達。
10位《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension(ZEN)》
M11発売時、不覚にも時間のねじれを手放してしまった自分の中では、赤青昇天はZEN発売直後のもので止まってしまっている。それでも記憶には残るカード。ノンクリーチャーデッキっていうのを使ったのは実はこれが初めて。M11発売で返り咲き、NPH発売でも再び存在感を示したりと、なんだかんだ長く名前を聞いたカードだと思う。
9位《深淵の迫害者/Abyssal Persecutor(WWK)》
なんだかんだと言いつつもお世話になったカードではある。教主→コブラ→聖遺→悪斬+こいつのブン回りは笑いが止まらなかった。全部ジェイスが悪いんや!
8位《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
環境を支配し続けた凶悪カード。青ければ入る。アーキタイプ、フォーマットを選ばず入る。自分のデッキとして使ったことはなかったのだけど、白青コンを使わせてもらった時のこいつの強さは本当吐きそうだった。心が折れたM11争奪杯で、中速ビートダウンであるジャンクはこいつにとってはお客様。もっと早く禁止されて然るべき!とか言いつつ、持ってたらそんな文句は間違いなくはいてない。
7位《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》
ジャンクのひと押しだったり、BGトークンの勝ち筋だったり。横に並ぶデッキならとにかく相性が良くて、これでマウント取った時の安心感は半端ない。野生の狩りの達人+これの2枚から捲くり返したのは忘れもしない。自動的に迫害者の処理まで
してくれる偉い子。返しのジェイスキャスト→バウンスで意図も簡単にプランが崩壊したのも忘れない。全部ジェイスが(ry
6位《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》
ジャンクのロケットスタートを支えてくれたカード。2ターン目までの動きはバントと同じなのでその凄まじさは皆さんご存知の通り。聖遺とのシナジーが凄まじく教主からのスタートだと3ターン目に9マナ出せる。そうでなくてもフェッチさえあれば3ターン目に5マナで悪斬が着地。
5位《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
環境の中速ビートダウンを駆逐してしまった張本人で、緑タイタン高騰の立役者。安定して強い反面所謂クソゲー量産機で、使う人間も使われる人間もマジックをしてる心地がしないという。そういう自分は話題に上がった最初期に一回組んでいた。そのあと崩して、もう一度構築しなかった経緯はなぜかはっきり覚えていない。M11以降は緑タイタンに手が出せなかったからなのだけど、それ以前は一体どうしていたのか・・・
4位《巣穴の煽動者/Warren Instigator(ZEN)》
カルドーサレッドの全身である「町田でゴブ友百人出来るかな」にて使われていたカード。2ターン目に着地、「ブロックすればいいや」と除去をしなかったが最後、返しのターンにくすぶる尖塔と近道抜けで、タフネスがいくらあろうが、火力にいくら耐性があろうがブロッカーを押しのけ攻撃を通し、ギャンコマが2体着地する。そのあと酋長でGG。メインにピン除去を殆ど積んでいなかった白青コンに対して非常に有効だったカード。ギャンコマ亡き後もMBS発売で完全にカルドーサレッドにシフトするまでは、斧+ぐらつく峰で10点パンチとかもしてた。
3位《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
スポイラーを見たときクソカード扱いしていて本当にすまなかったと思う。M11でギャンコマを失い、決定力が下がってしまったゴブリンを引き上げてくれたカード。奇襲隊とセットで使えばわずか3マナで10点以上のダメージを叩きだせ、3ターンキルを可能にした立役者でもある。カルドーサレッドでも、1マナで頭数を2つ増やせるカードであり喊声とも相性が良く、もちろん土地が3枚も並べば従来のフィニッシャーとしての機能も果たす。前のめりで取り返しはつかなくとも、柔軟性のあるいいカードだった。
2位《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
壊滅的な召喚とはもちろん、横に並ぶデッキとはとにかく相性がいい。カルドーサレッドにおいては理論上2ターンキルを可能にする立役者。頭数+2点分一気に打点が跳ね上がる。2マナというコストからすればこの強化量は破格と言っていい。最初は上陸ボロスに使われていてイーオスのレインジャーからネコとセットで襲いかかってくる非常に嫌なカードだったが、使ってみると爽快感が半端ない。
1位《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
小学生だった時分、コロコロコミックでとても強いクリーチャーを見た。飛びかかるジャガーというカードだった。1マナにも関わらず2/2というサイズ。しかもプレイしたそのターンに攻撃しているところを見るとなんと速攻まで持っているらしい。きっとこれは自分では手の届かない強力なレアカードに違いないんだろうと、当時は思っていた。しかしその後、その漫画が色々とアレであり、飛びかかるジャガーは速攻なんて持っていないし、エコーなんていうシステムまで持っているということを知り、肩を落とした覚えがある。
しかし、このゴブリンの先達は紛うことなく、当時思い描いた空想上の「飛びかかるジャガー」だった。土地が捲れたらプレゼントしてしまうというデメッリトは確かに持っていたけれど、そうでなければ相手のドローカードを把握できるというメリットに転ずる可能性を秘めている。そもそも土地がめくれる確率なんてのは二分の一以下で、このデメリットが致命的に邪魔だと感じたプレイヤーはいないのではないだろうか。マナスピンしている相手に一足早く土地が引けないことを通知し、やる気を削ぐという精神的攻撃を仕掛ける場面も多々あった。
1ターン目から殴り出せる2/2というのは想像以上のクロックを秘めていて、除去が遅れればこいつ一匹でライフを半分持っていくなんてことは容易だったりする。固め引きし、1ターン目先達、2ターン目先達2枚と出てくると、下手をするとそれだけで勝ててしまうこともあったくらい。もちろんゴブリンのみに留まらず、様々な赤いデッキで使われたクリーチャーであることは言わずもがな、退場が非常に惜しまれるカードである。
こんな感じ。下の方はジャンクの、上の方はゴブリンの部品ばかり。まぁ直前まで使っていたデッキの方が印象には残るよね。
上位三つはゴブリンというデッキを成立させていたと言っても過言ではないと思う。それだけに退場してしまうことが非常に惜しい。ローテーションに毎回こういうことは思う。誰だれだってそう思う。俺だってそう思う。
でもSOMブロックはゴブリン一本だったり、EDH勢にシフトしたりで今回ほどの思い入れはなく終わるんだろうな、と思う。そういう意味では今回はやっぱり書かないわけにはいかなかったよなぁ、と思う。
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